複写のライティング(絹目の写真用)

今日はお客様からご依頼のあった古い写真の複写作業です。

「スタッフにこの写真複写して」と渡すと写真の様なライトを組みました。

良いライト、理にかなっています。(ただ、レフや倚子等使わない物を片付けてセットした方が良いと思います。)

毎回このブログをご覧になっている方はこのライティングを見て写真の面種がご想像出来ると思います。

絹目の写真です。(他に小さな写真も数枚有ったのですが、そちらは光沢紙なのでフラットヘッドスキャナでスキャンニングしました。いろんな時代のスナップ写真なので退色度合いが違っていて興味深いです。)

絹目と言っても最近のインクジェットプリンタ用紙の絹目とは少し違い、表面に小さな丸い突起が整然と並んだ銀塩プリントの用紙です。(かなり昔の白黒印画紙の絹目はまた少し形態が違います。)

4灯同じタイプのヘッドとモディファイヤーを使用している事で絹目は殆ど目立たなくなります。

また4灯共グリッドを使用しているのは手前側より遠くに光を当てる為で、複写する写真の面積が大きい時に大きな効果があります。



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コメント: 2
  • #1

    うら (金曜日, 06 3月 2015 11:44)

    当店でも絹目の写真の修整の仕事が良く来ます。
    スキャナーで読み取ると絹目がもろに出てしまう。
    いろいろ考え、テストした結果。
    スキャナーではなく、カメラで撮る。
    光が良く回った曇り空の屋外で撮る。
    この方法で誤魔化しています。
    胃カメラの細いフィルムも昔は、専用のスキャナーを使っていたんですが、
    アナログ的な方法が一番良かったりします。
    色もきれいですし。

  • #2

    kanetomo (金曜日, 06 3月 2015 12:31)

    うら さん
    いつもご覧頂きありがとうございます。
    毎回あの手この手でチャレンジするのですが、絹目、完璧には目がとれませんね。
    どうしても少し残ってしまいます、スキャナーで目立たなくとる方法も有りますが、写真の状態と撮る面積等によって変えています。
    チャンスが有れば他の方法も紹介したいと思います。
    記憶では過去に2、3回絹目の写真について記事にしたのではないかと思います。