真夜中のライティングレッスンは人物を浮かび上がらせるライティング、思いついたままセッティングしてみました。
昔々のイメージですが、良く朗読をされる方をこんなライティングで撮られていたのではないかと思いながら本を持ってもらい撮影してみました。
舞台などでは大きなスポットライトがかなりな距離から入りますが光のエッジ部分が鋭すぎる感じがするので少し柔らかくなるようにモディファイヤを選びました。
それではBTSです。
背部高い位置から自作の深いグリッドを使いこの写真のキーになる人物を浮き立たせる明るく丸い光を作りました。
舞台照明ではお顔が少し犠牲になるのですが、写真撮影ではそこが一番大事なので人物用にグリッド付きの28インチのソフトボックスを使いました。
そして、シャドー側は自作のカーブリフレクターを使って暗くなりすぎないようにしました。
カーブリフレクターは凹曲面なので少ない光を倍増させる効果があります。
こちらが今回使用した機材です。
ストロボはゴドックスのAD200とV860です。
あっ、そうそう忘れていました。
使用した本は、昔の写真技法を学ぶため私がよく見ていた「写真学百講」鎌田彌壽治著です。
余談ですが、学生の頃で卒業式の日、会場で近くに座られたご老人がなんの拍子か杖を落とされたので拾い上げてお渡ししたら、後で恩師の先生からあの方は「鎌田先生ですよ」と教えて頂きびっくりしました。
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