夜景写真の違和感を考える

よく夜景の写真撮影に行くことがあるのですが、いつもデータをディスプレイで見ながら綺麗な色が出ていてその上、昼間のように写っていてがっかりすることがあります。

他の方々の写真を拝見するともっと派手な色に作り上げておられる方も多いので随分とよく見える眼をお持ちなんだなあとびっくりさせられます。(事実、私の友達は私以上に暗闇でも色が見えるようです)

そこで、上の写真から撮影時自分の印象に合わせた画像になるようフォトショップを使って作り上げてみました。

がっかりしないで見て下さいね。

当時の記憶を辿りながら漆黒の夜空で、左側の空には遠くの街明かりと薄雲の影響か出ていて山の輪郭がはっきり見えていました。

ホタルが点滅する川の草はほぼ闇の中、ホタルの発色も白に近い光で最初の写真ほど緑が強く有りません。

そんな印象で作り上げてみました。

では、何故かくも違うのか・・・・・人の目は明るい昼間と暗い夜の闇の中では違う視覚細胞が働いていて、昼間は色までよく見分けられますが暗闇では色よりも明暗に対してより強く感じる視覚細胞に自動的に切り替わっているようです。

ところが、今のデジタルカメラには人の眼のような機構が無く明るい昼間も暗闇も同じセンサーを使用して画像を作っているのですね。

こうして暗闇でも長時間露光で色がいっぱいで違和感だらけの昼間のような写真になってしまうようです。

 

皆さんはご自分の眼で実際の夜景を見た時とそれを撮影した写真のギャップをどの様に感じられますか?

 

 

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