ライティングレッスン249 バックライトとV-Flat

前回のライティングレッスンからストリップボックス(ストリップタイプのソフトボックス)を外し、スタジオでは主にヘアーライトとして使用しているライト1灯と光を柔らげるV-Flat(V字型のレフ板)を使用して撮影練習しました。

それではBTSを見てみましょう。

一般的には白壁のところが多いのでV-Flatを使用しなくても可能ですが、当店のスタジオの壁面はほぼ50%グレーに近いのでV-Flatを使用しました。

ライトは頭上後方のバーンドアと20度のグリッドがついたリフレクター付きのストロボ1灯。

これで写真のように壁のコーナーに向けて使用しました。

光の芯は2.4m高のV-Flat上部です。

片明かりのライティングは立体感や力強さがあって大好きなんですが・・・・エイジングライト等とレッテルを貼られ年齢の高い方は後の修整とセットで考えて撮影しなければなりません。

最近手に入れたLuminar4はかなり後処理を緩和してくれる場合が多いので、よく使用するようになりました。

 

実は、このソフトを使い始めたのがきっかけになって重い腰を持ち上げライティングレッスンを再開する気持ちになったのです。

AI搭載のこのソフトはグループ撮影の顔認識もワンクリックとスライダーで修整をしてしまいます。

ただ、写真館古来の修整用語で云うと海や池の部分の修整はこのソフトでも困難な様でそこから後はスクリーン修整法(昔ながらの鉛筆修整に最も近い技法と考えています)を併用しながら処理しています。

 

写真館やスタジオなどでも未だにビニール肌(写真修整で皮膚感のなくなった肌の状態)の処理跡を目にすることが有りますが・・・いただけないと感じるのは私だけでしょうか?(余談ですが・・・・)

 

 

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