3mのストリップボックスで絵を撮る

絵の撮影依頼があったので最初はライトの準備です。

絵のサイズは額装も含めて幅1mほど、特殊な絵なので額から出さないで撮影、ガラスの反射防止も考えなくてはなりません。

ライトは大きなストリップボックスを2つ繋いで作ります。

天井の高い位置に2灯のライトを吊り下げ、2つのライトを並べて長さ3mのストリップライト、両方ともグリッドをつけ光の回り込みを防止します。

細く長いストリップライトは幅0.4m長さ3m、今回の絵を撮るための特別なライトが出来上がりました。

カメラにはコマンダーをつけて、手にはサイバーコマンダーでライトの調整。

その他にはグレーカードとカラーチャートも使用します。

この他にも黒布や黒パネルなどを用意して1点づつ作品を撮影します。

撮影が終了すると現像、そして一番難しいプリント作業となります。

カラーチャートやグレーカードを使っても絵の微妙な色まではなかなか合わないのです。

そこから先は、プリントしながら少しづつ色合わせをしていきます。

一枚の絵をプリントするのに平均4〜7回、実物の絵を手元に置いてプリンターから出てきたプリントと比較しながら細かい色調整や部分的な調整をフォトショップを使い納得いくまで色を合わせます。

 

 

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