ソロントンシャッターの思い出

先日、同業の方が来られて戦前のスタジオはどうだったかというような話になり、倉庫の中から暗箱についている木製のシャッターを取り出してお見せしました。

もう動かないと思っていたのですが巻き上げ部を手で回していると徐々に動く気配。

何度か続けるうちに少し使い方を思い出し始めました。

私が小さい頃は集合写真の時など組み立て暗箱に木製の撮枠、レンズにソロントンシャッターが定番であったように記憶しています。

照明は写真電球が一般的でまれにごくごく稀にマグネシュームの使用を見たような記憶が・・・。

その頃の撮影手順もなんとか思い出しました。

中学生の終わり頃には、暗箱担いで山の上から地元の町並の撮影、今も不明なのはその頃両親が忙しくて私が同窓会を撮りに、その時集合写真撮影でアオリアオッたかアオらなかったか・・・・今となってはその結果はわからないまま・・・、自分の好きだった天体写真、月食を多重露光したいと父に話すと四切暗箱と広角レンズを渡してくれ、撮り方をアドバイスしてくれたりと、完全に消えていた50年以上も前の記憶が蘇ってきました。

ソロントンシャッターを手にしてから次々に蘇ってきた思い出でした。

 

 

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