サイバーシンクトランスミッター(CST)の修理

サイバーシンクトランスミッター(CST)はPaul C Buff製のラジオ方式シンクロ装置の送信機です。

非常にコンパクトで高性能なので、当店もかなり前から使用しています。

ほとんど不発がないのですが、友人から時々発光しないので新しいのを買い足したいと連絡がありましたが、以前自分のものを修理したことがあるので(多分接点部分だろうと予想していました。)

上の写真は接点の出具合ですと両方とも問題ないレベルです。

ホットシューへ挿入して中央の接点にあたる金属部分が使用していると引っ込んでしまうのです。(友人の物はほとんど覗いてない状態でした。)

使い方にもよりますが、無理に力をかけるとその状況はさらに悪化するようです。

そこで分解して、その金属部分にバネの役割をするゴムのスポンジを詰めます。

かなり細かい作業になりますが、スポンジ状のゴムを細長いハート型に切ります。

尖った方を金属部分に押し込んで、もう一方は基盤側を挟むように詰め込み、これで尖った金属部品は確実にホットシューの中央部分に接触するようになります。

指の先の黒い部分が詰め込んだゴムです。

下に反対側から見た写真も載せておきます。

後は、組み上げれば完了です。

今回の修理はこの他にも原因がありました、それは電池室奥のボタン電池の接点のサビでした。

いずれにしろ分解してみればその辺りの所はすぐに発見できると思います。

 

★注意:テストスイッチの上に乗っている細かいパーツが壊れやすいので大事に扱って下さい。

不発で悩んでいる方は是非お試し下さい。(ただし、すべて自己責任でお願いいたします。)

 

 

お手数でもブログ記事下の「犬」「温泉」をクリックして下さい。

よろしくお願いいたします。