ガラス乾板を複写する

昔の写真を探して使う話があり、昭和30年以前の写真を探していました。

家の納屋には古いガラス乾板やモノクロフィルムからカラーフィルムに至るまでたくさんのネガ類を保管しています。

一部は雨漏りなどで失ったものもあったり、研究機関や報道機関などが資料として持ち帰ったりで失われたものも多いのですが、それでも沢山の数を保管しています。

その中から目的のものを探し出すのは時間がかかります。

今回は移築されて無くなった古い校舎(現在は岡山市三徳園に残っています)の写真です。

コロタイプ印刷されたものは残っているのでそちらから複写してもかなりの品質で仕上がるのですが、撮影されたネガにはかないません。(コロタイプ印刷は刷り上がりが最も写真に近い素晴らしい印刷方法です。)

カラーペーパーに巻いてある黒いシートを適当な大きさに切りその中にガラス乾板より少し小さめに四角い穴を開けます。

滅多に使わなくなった古い複写台にビュワー(ネガを見るもの)を乗せ、その上に先ほどの黒いシートを置きテープ止め、最後にガラス乾板を乗せ、マクロレンズを使って複写します。

これを反転すれば簡単にポジ画像にできます。

あとは階調をトーンカーブで整えれば完了です。

細かく説明すると大変なのですが、これで十分な画質が得られます。

 

 

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