EPSON PX−H9000(大判プリンタ)のプリントヘッド交換

最近PH−H9000のプリンタヘッドの目詰まりのアラートを多く見るようになり、毎回のアラートが解消出来なくなりました。

画質を超高詳細モードで使用していると殆ど気付かなかったのですが,さすがに判るようになって来ました。

約3年間比較的順調に稼働して来ましたが今回は手に負えない修理と判断しサービスマンに来て頂く事にしました。

分解して調整終了まで約2時間半、黙々と修理調整されていました。

話しは前後しますが、目詰りしたときのプリント状態は

印刷し始めの付近に帯状の濃度ムラが出ています。(赤矢印個所)

その上に、黒の締まりがなく全体的に少し高めの濃度域に赤味が目立ち、全体的に色の偏りがあります。

ノズルのテスト印刷をしてみると。

ブラックだけに抜けが確認出来ます。

何度もクリーニング、パワークリーニングを実行するも殆ど効果無し、インクが減る事と廃パッドが満タンになるだけで何とも情けない結果です。

目詰まりが激しくなるとこういったクリーニングはインクの消費だけで何の効果もない事を思い知らされました。

今回目詰まりで交換したヘッドです。

ブログ用に撮影させて頂きました。(交換した部品は頂く事が出来ないので、写真だけです。中を分解して目詰まり箇所を見てみたかったのですが残念です。)

こちらが反対側(インク供給側)の写真です。

修理前修理後のテスト印刷、完璧に直りました。

ありがとうございました。

ついでにサービスマンに今回のようにならない為の方法をお聞きすると、1週間に1度はスイッチを入れて機械が動作停止したらスイッチを切って下さいとの事(インクをすこし吹き出す動作が行われます、吐出量については明確なお答えは頂けませんでした。)

エプソンにとっては少しのインク量ですが私にとっては大量のインク量に感じます。(あくまで私の推定ですが年間でこの動作を実行すると2万円オーバーの金額にはなると思います。)

最後に今回の修理料金、プリントヘッドの部品代だけで10万円オーバーなので修理代金をプラスすると15万円近くになると思います。

皆さんもヘッドノヅルの詰まりにご注意下さい。



お手数でもブログ記事下の「日の丸」「ブドウ」をクリックして応援して下さい。

皆様の1クリックはブログランキングの10ポイントになります。

よろしくお願い致します。

コメントをお書きください

コメント: 4
  • #1

    うら (水曜日, 21 10月 2015 19:13)

    うちにも、PX−H9000があります。
    はじめのうちはデフォルト設定なので、勝手にクリーニングをする設定でした。
    インクをマットブラックからフォトブラックに変えたときもクリーニングの表示。
    面倒になったので、設定を変えました。
    今は、全部自分で判断しています。
    A4用紙を使い印刷前にノズルチェック。
    問題がなければそのまま使用。
    ノズルの目詰まりや、しばらく使っていない状態のときは通常クリーニングをします。
    クリーニングメニューを見ると
    通常クリーニング
    そして、分割クリーニング。
    分割クリーニングは4分割に分けられています。
    このことをしばらくは知りませんでした。

    今回のアドバイス。
    定期的に電源を入れる事。薄々感じていました。
    ブラザーの複合機は電源を切っていてもコンセントに差し込んでいれば勝手に動いてインクを少量吹き出している様です。
    とても大切なアドバイスを頂きました。
    ありがとうございます。

  • #2

    kanetomo (水曜日, 21 10月 2015)

    うらさん
    いつも丁寧なコメントありがとうございます。
    ブラザーは進んでいますね。
    エプソンは壊れた部品も回収して破棄するようになっているそうなので、これでは会社として改善出来ないと思います。
    壊れた部品を集めてノズルの欠点を克服する為に活かしてくれれば良いと思いますがどうもそうでは無いようでとても残念です。
    これからは使用する側がメーカーに直接訴えて行く以外に無いのかも知れませんね。
    金友

  • #3

    うら (木曜日, 22 10月 2015 00:16)

    ピクトロスタットPSD400をPX-H9000を導入するまでずっと使っていました。
    今の金友さんのように自分で修理してクセもつかみ、対策も施し使い続けていました。
    修理交換部品は、富士が回収。
    富士は、その回収部品を直し、再び修理部品として出荷していました。
    そのおかげで長く使い続けることができました。
    フジの努力に感謝です。

    フロンティアを導入することを考えればPX-H9000は比較にならないくらい安い。
    すぐに元が取れますし、サービスとしての付加価値も高く、重宝しています。

  • #4

    kanetomo (木曜日, 22 10月 2015 01:08)

    そうでしたか、私もピクトロ4000を使用していました。
    その後、銀塩タイプのフロンティアが出たので直ぐにそちらに乗り換えました。
    ピクトロは何度もフジへ耐光性の向上をお願いしましたが、どうにもならず諦めるしかありませんでした。(プリントが命と考えるものとしてはとても苦い経験をしました。)
    現在はフジとエプソンの両方を使用してプリントサイズによって使い分けています。
    大きなサイズはエプソンの大判プリント、300x450mm以下はフジのフロンティアで銀塩プリントにしています。