複写の工夫 ストリップボックス2灯を4灯に使う

先日は絵を描かれている人が持ち込まれた掛け軸の複写をしました。

ちょっとした思いつきもあり、ライトはE640を2灯、モディファイヤーは14x60インチのストリップボックス2つ。

通常はこんなライティングはしないと思います。ソフトボックスの性質上、とても均質な光が出ているとは思いません。

このようなセッティングで撮れば掛け軸の中心部が明るくなり上下の端は少し露出不足になります。

そこで、ストリップボックスに少し工夫をしています。

ストリップボックスの中央部分を巾30センチ程黒紙で遮光、こうすると中央の光が強い部分がカットされ、あたかも1灯が上下2灯で照明したように照明出来ます。

モディファイヤ自体の癖も有りますので実際にやってみて特徴を掴まないと上手く行かないかもしれませんが、今回は実際の撮影で1/10 Stop以内に収めることが出来ました。

写真も後処理でかなり補正が楽になって来ましたが、撮影時点での気遣いで後工程の作業も楽になるのできっちり撮影する事、とても大切だと思います。



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