蛍の撮影で簡易的なピントの合わせ方

蛍の撮影をしていて困るのはフレーミングとピント合わせです。

本当に真っ暗闇でフレーミングして、ピントも合わせる事が出来れば良いのですが、毎回悩みます。

近くは比較的見やすいのですが少し離れると目が暗闇に慣れてもファインダーを通すともう何も見えません。

フレームは僅かな蛍の光や勘で何とかなりますが、ピントが問題です。

そこで、自分なりにピント合わせの方法を考えてみました。

マニュアルフォーカスのレンズでは比較的分かり易いのですが、オートフォーカスレンズは上の写真のように見る位置によってメモリの位置が変化して見えてしまいます。

これではあまり距離メモリの意味が有りませんね。

そこで簡易的に自分でメモリをふる事にします。

 

使用したのはmtテープ。

これをレンズのピントリングと手前のまわらない部分に掛けて適当な長さで下の写真のように貼付けます。(テープを貼る前に、ピントリングを赤い矢印の方向に回して無限遠を過ぎて動かなくなるまで廻し、その位置でテープ止め。)

そして写真の青丸と緑丸の間に線を引きます。(この線がいつも基準になります。)

そしてカッターナイフでピントリングとレンズボディーの間の溝にそってmtテープを切り離します。

それから、自分が撮影する時ピントを合わせる位置を考えながら赤矢印と反対側に少しづつ廻しながら下の線と合った位置に覚えの線を入れて行きます。

上の写真では3m、4m、9m、無限遠の4本の線を入れています。

これで準備完了です。

後は撮影現場へ行ってピント合わせの距離を見て、カメラをセットする前か、後で、レンズを赤矢印方向に一回転させ青●緑●の線を合わせて、それからピントを合わせたい距離の記入したラインを見ながら赤矢印と反対方向へ慎重に廻して合わせて下さい。(必ず矢印と反対方向へ回して合わす事、決して行き過ぎないで下さい。)

もし行き過ぎた場合は、念のため赤矢印方向にもう一度一回転させてから同じ手順で行って下さい。

(注意:今回の方法はキヤノンのカメラの場合です。)

この方法は自分が今までやってみて旨くいったのでご紹介しておきますが、あくまで簡易的なやり方なので厳密なピント合わせには使えないとお考え下さい。

 

 

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