銀塩プリントのキズ

2日前から銀塩プリンタの処理で写真にキズが入り始めました。

上の写真はそのキズが出た写真です。(髪の所から緑の背景まで細く筋状に乳剤面がはがれています。

銀塩の場合プリント処理は現像液、漂白定着液、水洗の行程を経て乾燥機へ進み処理が終了します。

インクッジェットのようにインクを紙に付けるのではなく印画紙の中のハロゲン化銀と現像液の中の薬品とが反応して発色させる為に溶液の中を通って処理されるので、ちょっとした事で処理過程で写真表面にキズが入ります。

こうしたキズが出始めると、機械を止めて原因を探ります。

今回のキズははっきりした原因がなかなか掴めず、何度も処理を止めキズの出る原因を掴もうとするのですが、たくさんの原因が考えられるためなかなかはっきりした原因が特定できません。

一番上の写真の赤丸印の箇所を30倍で拡大して傷のつき方からも原因を考えます。

仕方なく処理槽から搬送部をすべて取り出し考えられる所をすべてチェックし、清掃調整。

結果、キズはほぼ無くなりましたがまだ少し残っています。

原因がはっきり判り対策できるまで、まだまだ時間が掛かりそうです。

 

 

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