額縁のガラス

先日、お客様から額装した写真についてクレームがありました。

2枚プリントして1枚はハガキサイズ写真のみ、もう1枚はキャビネサイズで額に入れて納めたのですが、お客様から2枚の色が違い額装していない方の写真に合わせて欲しいと言われました。

よく見ると2枚の色は少し違っていて、額に入れた方が少し青く沈んで見えます。

最初ペーパーによる違いと思い、前回のプリントデータから青味をとってプリント、額に入れてみるとまた青味がかって見えます。

もしやと思いカラーメーターでガラスの透過光を測ってみると「CC1M」の表示が出ます。

CC1の指数は2,5CCフィルター番号(昔カラープリントされていた人にしか判らないかも知れません)になり、ガラスに入る光と写真に当って帰ってくる光が2度このガラスを透過しますので合わせて2枚のフィルターを透過した事になり青さがより強調され写真は沈んで見えてしまいます。

これはもう写真の補正でどうにかなる範囲ではありません。

そこで、別の方法を考えました。

そうです、ガラスを交換するしかありません。

上の写真、左側は問題のガラス(made in china)そして右は日本製のガラスです。

今回は大きなガラス板から右のガラスを切り出しました。

久しぶりに使うガラス切り、子供の頃に教わったガラス切りの使い方は未だに忘れません。

今回のガラスにまつわるトラブル、考えてもみなかった事なので驚きました。

これからは十分注意して額装するよう心掛けます。

皆さんもご注意下さい。



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