ライティングレッスン No.66 OneLightと後処理

今日は久しぶりのライティングレッスンです。

本当は毎日ボケ防止にしたいのですが、仕事が忙しく(手が遅いだけ)それどころではないのが実状です。

今回はライティングレッスンに後処理をプラスしてみました。

いつもは後処理は顔の修整を少しやったり少しの色補正やエッジバーニング程度にとどめるのですが、今回は後処理をしたなと思われるくらいやってみました。

後処理の話しになりますと、これはこれでシリーズ物が出来る程書く事がありますので、敢えてブログでは踏み込まないようにしています。

自分は専門と思っている色の事は微妙な事もたくさん含んでいて、どのように書いたら良いのか今も判らない状態です。

音楽のように楽譜に匹敵する記述が写真の後処理でも出来ればと日々考えています。

従ってその辺りの事は最終的な写真からご判断下さい。

前置きが長くなりましたが今回も好きなOneLight撮影です。

ISO 50  24mmF4  1/60

ストロボ(人物)と背景の露出を合わせる。

ISO 50  24mmF4  1/125

ストロボ(人物)より背景を1Stopアンダーに。

ISO 50  24mmF4  1/250

ストロボ(人物)より背景を2Stopアンダーに。

今回はこの露出のデータから後加工して一番始めの写真に仕上げました。

OneLightの場合はキーライト(ストロボ)と定常光(アンビエントライト)のバランスが大切なのでこの辺りのコントロールが判るように3枚のカットを載せています。

またOneLightはいつもキーライトとして使用するとは限りません。

その場の光を見てフィルライト、バックライト、バックグラウンドライト等使い分けるとライティングの巾がひろがります。

ライトは写真のようにAlienbees リングライトのB800にムーンユニットを付けています。

最近は出番が多いストロボで、少し傷みも気になり始めました。

出力は1/4なのでクリップオンのフル出力程度です。

ライティングレッスンなので露出決めに露出計も使用しましたが最後はお手製のグレーカード(過去のブログ記事で紹介済み)を使用しています。

なかなかの優れもので露出の確認に時々使用しています。



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コメント: 5
  • #1

    うら (土曜日, 24 1月 2015 11:41)

    ブログを拝見していて日々精進を痛感しています。
    セコニックの古い露出計を使用しています。
    最近のものを新しいカタログで確認すると、定常光とストロボ光の両方を計ることができる。その割合も表示してくれます。
    金友さんは使っていますか?

    お願いなのですが、今回のブログ内で紹介されている「お手製のグレーカード(過去のブログ記事で紹介済み)」の場所がわかりません。
    できれば何年何月の記載などと表記していただけると助かります。

    鉛筆マークと猫マーク。毎日のクリックを日課にします。

  • #2

    うら (土曜日, 24 1月 2015 12:02)

    もう一つ。
    ライティングレッスンNo62を見ていて思い出したこと。そして以前から感じていた何かを思い出しました。

    前に訪れたフォトイベントで銀傘と白傘の話をされていました。
    銀傘は肌や革製品など質感を表現するものに向いている。
    仕事でのパッケージ撮影をするときに感じたことがあります。
    この光は、光を当てているのではなく傘の内側の白を反射して対象物に当てているだ毛ではないのか?
    黒の紙を反対側に置きそれを写し込む。
    いろいろ考えると光の質に考えが及びます。
    No62のような直接光は、生の光を直接当てている。
    その前にトレペなどでディフューズした場合も光的には直接光。
    透過光の白傘も直接光。
    そう考えると白傘のバウンス光だけが違うのかな?
    銀傘の反射光は生光の拡散光。
    もっと考えると、白傘の反射光を銀レフで受け取り反射させると生光に近くなる。
    色々考えすぎてよくわからなくなった記憶が蘇ったライティングレッスンNo62でした。
    ソフトボックスでライトを組み、モノブロックにグリッドをつけ斜め後ろから生光を当てアクセントライトにする。よくやってます。
    これは、光の質の差を利用した事で。質が違うからこそアクセントになるのかなって考えていました。No62での生光だらけの撮影。とても参考になりました。

  • #3

    kanetomo-photo (土曜日, 24 1月 2015 13:32)

    うら さん
    毎回のクリックとコメントありがとうございます。
    フラッシュメーター、露出計についてはまだフィルム時代の物を使用していますので1度に両方測れるものは持っていません。(使い勝手が良さそうですね)
    グレーカードについての記事は2013年4月22日
    http://kanetomo-photo.jimdo.com/2013/04/22/ストロビストのグレーカード/

    LLNo.62は昔の映画撮影のライティングに近いのではないかと考えています。
    間接光、直接光、反射光、ダイレクト、バウンス、アクセントライト、ハードライト、ソフトライト、キーライト、フィルライト・・・・・等々たくさんの呼び名、色々な定義の仕方本当に判りにくいです。
    ハードライト一つとっても撮影距離や対象物によってはソフトライトになったりします。
    撮影状況によって色々と変化し、突き詰めていくと訳がわからなくなってしまいますのであまり深く考えないようにしています。
    ですので、私は実際にストロボやモディファイヤを使用した光を撮影し、その感じをまるごと頭に入れるようにしています。(透過傘、白傘、銀傘など使い方次第で質が変化します)
    これは中々言葉にして表現が難しいので光の出方や強さ方向、色をまとめて頭の中に想像出来る形で覚えてしまいます。
    それと、光の基本(写真について)は方向、質、色の3要素で考えるようにしています。
    撮影状況はその都度違いますのでその場の状況判断によって合ったライティングをされれば良いのではないかと思います。(ライティングも多様性があって良いと思います。)
    お答えになったかどうか不安ですが・・・・。

  • #4

    うら (土曜日, 24 1月 2015 17:33)

    漠然とした質問に答えていただきありがとうございます。
    感覚ですよね。経験を積んでいきたいと思います。
    かなり昔、父が仕上がりを想像することが大事と言っていました。
    具体的には、頭に絵を描く感じ。
    それ以来、難しい数学を解くときも絵を描いて筋書きを考え理詰めていくくせがついています。
    金友さんが多用されるグリッドの出す光を想像し、実例をみて効果を知る。
    本当に勉強になります。

    ジョーマクナリーというカメラマンご存知ですか?
    http://shuffle.genkosha.com/technique/joe_mcnally/
    ニコンユーザーの方ですが、純正ストロボを数台で色々な写真を撮っている方です。

    http://shuffle.genkosha.com/technique/joe_mcnally/8308.html

    http://shuffle.genkosha.com/technique/joe_mcnally/8263.html

    この方の本が2冊販売されました。
    もう絶版です。本屋にあるだけだと思います。

    グレーカードについて調べたことがあります。
    ネガの頃に作られた物ばかり。
    18%の反射率を考えたグレーカード。
    はたしてYMCがフラットなのか?
    銀一に質問。はっきりしません。
    ニコンに質問。こちらも同じ。
    2つともネガの頃のグレーカードをそのままデジタル時代になっても発売しています。
    数年前に銀一がやっとデジタル時代に合わせたグレーカードを発売しました。

    http://www.ginichi.com/products/detail.php?product_id=13819

    以前の銀一のカードですけど僕のブログでテストしたことがあります。

    http://ameblo.jp/nurari-h/entry-11466343662.html

  • #5

    kanetomo (土曜日, 24 1月 2015 19:00)

    うら さん
    人それぞれやり方も違います。
    デジタルになり、ある程度その場で確認出来るようになった事とネットで世界中の写真が閲覧出来るようになり凄いスピードで新しい方法が発表されています。
    毎朝目を覚ますと自分が世界のスピードから確実に遅れている事を思い知らされます。
    そうした状況の中、数年前は世界のトップを走って来たフォトグラファー達もスピードを増して来た第2集団に飲み込まれようとしています。
    彼らが果たして来た事は若い方々に受け継がれ新しい機材の発達と共にまた新たな世界を表現していく事になると思います。
    マクナリー他10人足らずの方達を10年弱の間ネットを通して見て来ました。
    本当に凄い方々だと思います。

    話しは変わりますが、是非ご自分で色々なモディファイヤを使われる事をお勧めいたします。
    (決して人のものを鵜呑みにしない事)
    私がUSAの製品を使った理由は当時日本製品に比べ価格が1/3で入手出来たからで、いろんなモディファイヤと簡単に組み替えて使用出来、自分のわからない事を解決出来ると思った事です。
    ですので、ここ数年で多くのライトと多種類のモディファイヤを買い込みました。
    おかげで機材や光についての考え方も変わり、ほんとに多少ですが光を頭の中に思い描けるようになりつつあります。

    うらさん、これからもよろしくお願いいたします。